来待石の魅力

 右の写真の灯ろうは、私の家の近くにありますが、安政5年の文字が刻まれています。来待石の特徴のひとつとして、風化が早いということがありますが、その分自然と溶け合い、味わい深くなるのです。

 灯ろうとしても古くから親しまれてきましたが、他に敷石、石垣、棟石、石うす、墓石などに広く使われてきました。しかし、現代では用途に合わせた材料でたくさん良い物があります。寂しくも淘汰されるものがあっても仕方の無いところではありますが、来待石の穏やかで控えめな特性を私達はアピールしていきたいと思います。

 

 

 まだ山から切り出したばかりの石なので、青っぽい色をしていますが、日が経つにつれて茶褐色の落ち着いた色合いになります。

丸雪見形
 水をかけて洗ったところの8尺春日です。一番上の部分を九輪と言いますが、色の違いが分かると思います。この九輪だけ半年ほど前に切り出した石を使っているからです。しかし、同じ山の石なのでやがて同じ色合いになります

来待石は、樹木の下ではとても早く苔がつきます。そして、置く場所の環境で様々な表情を見せます。そんな来待石を、石付けの石としてご活用下さい。

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 制作する上で技術は基本であり、  趣を出すには気が肝心です。
 石は、必ず応えてくれます。

春日形
  織部形   小屋棒形  藁束形

 来待石は、「さめると良くなる」と石工は表現しますが、切り出したばかりの石には光が反射して好い影が出来ません。正にこの勇獅子は、時を重ねて「彫刻は影の芸術である」事を教えているように思います。
         新出九一郎作 (昭和60年撮影)
特製の出雲石灯篭

来待石は、やわらかく、細工がしやすいため、特製品としてご希望に応じ易いと思います。イメージを石工に伝えてください。
 来待石は加工が容易であり、ミニサイズ物にも適しています。
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あかり細工付き3尺六角雪見形

来待石ならではの柔らかい質感。そして、やさしく照らす光景を楽しんでください。
   いろいろな技法で来待石の魅力を表します。
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自然石と組み合わせるとシックであります。
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ミニ灯篭を使った素敵な写真を送って頂きました。画像をクリック!
原石を作業場に入れてから約1年4ヶ月になります。長い間屋内にあると茶色っぽくなります。これが雨に濡れ、日に当たると、まったく感じが変わります。変化を楽しめるのも、来待石の魅力です。

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出雲石灯篭
神前灯篭